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良「………さて、どうしてくれようか」
斑「何だ貴様は……えぇい、はなせっ」
良「暴れんなにゃんこ!」
普通ににゃんこ先生と喧嘩を始めた良守に夏目は面喰らった。
夏「……驚かない、のか…?」
その言葉に今度は良守が面喰らった。
良「え?………あぁ!にゃんこ、お前喋れんだな!」
ようやく気付いた良守が、にゃんこ先生を両手で抱き上げる。
斑「…お前、変なニオイがするな。
私を見て驚かないのも気になるが…何者だ?」
良「悪ぃーな、ウチにも似たようなモンがいんだよ。だから驚かねぇ。
………というか、変なニオイって何だよ」
訝しむ目でにゃんこ先生を見て、夏目に、はい、と渡す。
良「気をつけろよ、夏目。
妖に対抗できる力も無いんだし、あんまり妖と関わらない方がいいぜ?
まぁ、このにゃんこからある程度の妖気は感じられるし、いざとなったら助けてもらえよ」
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