第一章

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『最近のイジメは何か昔とは違ったものを感じますね』 なんてタイムリー。 キャスターと専門家らしき人物は真剣な顔をして イジメについて話している。 『学校側と父兄がもっと協力してですねぇ――』 なんとまぁ馬鹿らしい。 教師はたいてい何もしない。 見て見ぬふり。 親はたいてい何も知らない。 子供は秘密にしたいから。 それに私に限って言えば、 イジメなんて何ともなかった。 .
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