優しいのは君にだけ

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-K side- 朝、目が覚めてふと横を見ると 幸せそうに寝ている愛しい人がいる。 それを見て微笑みながら 俺はそっとベットから出て 静かに寝室を出た。 リビングに行き、カーテンを開けた。 空は快晴。 仕事は10時からになっている。 久しぶりに2人で朝を迎える。 それもあってか、俺は朝からキッチンに立った。 簡単に出来るスープやハムエッグなど数種類のおかずを作り、コーヒーをおとした。 時刻は8時。 起きないあいつを起こしに 俺は寝室に行った。 ベットの近くに行き、顔を確認した。 『まだ、起きてないか..。』 俺は小さく呟いた。 それから、名前を呼びながら数回体を揺すった。 『じ-ん。起きて。』 何度、揺すっても起きる気配がなかった。 揺するのをやめて 仁の顔を見ると やっぱり、気持ち良さそうに眠っていた。 その姿がすごく愛しかった。 俺は仁の頬に触れるだけの キスをした。 『ん-...』 『じん??起きた??』 『ん。起きた。』 そう言った仁は俺のおでこに キスをしてくれた。 『おはよ、かめ。』 そう言ってヘニャッと笑った。 それを見て俺も自然と笑顔になった。 『おはよ。ご飯できてるから食べよ??』 そう言って仁の体を起こし 手を引きながら、リビングに行った。
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