〓第二問〓

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「おい明久。声を殺してさめざめと泣くな」 「そうだ明久。感謝すれど泣くのはどうかと思うぞ」 「半分冗談だ。な、晃?」 「ああ、冗談だから安心しろ」 「え?残り半分は?」 「ところで姫路、体は大丈夫なのか?」 「もう平気か?」 「あ、はい。もうすっかり平気です」 「ねぇ雄二に晃!残りの半分は!?」 あ、バカ。声が大きいから先生に見つかったじゃねぇか 「はいはい。そこの人達、静かにしてくださいね」 パンパン、と教卓を叩いて先生が警告を発してきた 「あ、すいませ―――」 バキィッ バラバラバラ……… 突如、先生の前で教卓がゴミ屑と化す まさか軽く叩いただけで崩れ落ちるとは どこまで最低な設備なんだ? 「え~………替えを用意してきます。少し待っていてください」 気まずそうに告げると、先生は足早に教室から出ていった 「あ、あはは…………」 前に居る瑞希が苦笑いをしていた ふと、明久を見てみると何かを考えている顔をしていた クッハハハハ。面白い事が起こりそうな予感がするぜ 「……雄二、晃、ちょっといい?」 今から起こるであろう事を考えていると明久が俺と雄二を呼ぶ 「ん?なんだ?」 「どうした明久?ボケたか?いや、元々ボケてたか」 「色々言ってやりたいけど今は置いといてあげる…………ここじゃ話しにくいから、廊下で」 「俺は良いが……雄二は?」 「別に構わんが」 立ち上がって廊下に出る 「んで、話って?」 「どうせお前の事だ、この教室についてだろ?」 「Fクラスか。想像以上に酷いもんな」 「雄二と晃もそう思うよね?」
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