〓第二問〓

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俺がFクラスに向かっていると後ろから女の子に声を掛けられた 「あ、あの…すみません…」 「ん?」 振り返ると顔見知りが居た 「なんだ瑞希じゃねぇか」 そこに居たのは去年同じクラスだった姫路瑞希が居た 肌は新雪のように白く、背中まで届く柔らかそうな髪は、優しげな性格を表しているようだ。 「え?、神裂君?良かった知ってる人で」 「どうしたんだ?」 「神裂君はFクラスがどこに在るか知りませんか?」 なるほど道に迷って声を掛けられたって訳か 「運が良いな瑞希、丁度俺も向かってる途中だ」 「え?、神裂君もFクラスなんですか?」 「ああ、今年もよろしくな」 色々と話していると目的地であるFクラスに到着した なんとま~ボロボロの教室だことで ガラガラ 「あの、遅れて、すいま、せん……」 「失礼しま~す」 『えっ?』 誰からと言うわけでもなく、教室全体から驚いたような声が上がる。 そりゃそうだ。 普通はびっくりするだろう。瑞希の成績は凄いからな クラスがにわかに騒がしくなる中、数少ない平然としている人物の一人、担任の福原先生がその姿を認めて話しかけてきた。 「丁度よかったです。今自己紹介をしているところなので姫路さん、神裂さんもお願いします」 「は、はい!あの、姫路瑞希といいます。よろしくお願いします………」 小柄な身体をさらに縮こまらせるようにして声を上げる瑞希 ぶっちゃけめっちゃ抱き締めたくなった 「次は俺の番だな、俺は神裂晃だ!俺の事は好きなように呼んでくれ。ただし『ちゃん』付けだけは止めろよ、いちょう俺は男だからな」 『なんだってぇーっ!!?』 流石Fクラス、テンションが他とは違うねぇ~
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