2003年の春

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横山くんはいつも、 新大阪に行くまでの 淀川を見るのが好きやった。 近くなると、 窓の外を見る。 むかし、 淀川の近くに住んでたらしい。 「また、しばらく  会えんようなるんやな…」 二〇〇三年の春。 横山くんは、 ボクの隣りで そうつぶやいていた。
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