第3章
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単さんたちが帰ってきたのは、夜の8時頃だった。 服とか、学用品とか色々沢山買ってきてくれた。 「ありがとう」 「気にするなって。単さん、酷いんだぞ。俺が買おうって言う物、みんな却下で」 「お前が余計な物ばかり買おうとするからだ」 単さんと龍司さんはそんなやり取りをしていて、何だか微笑ましい。 それはいつもと変わりないように見えた。 でも、それは表面上だけのこと。 単さんはやっぱり浮かない顔をしていた。
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