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ザワザワ…
体育館へと入場して各クラス並んでいると、拓郎が何かに気づいて炎迅に言った
「5組のあそこに並んでるヤツ… 齊恭中学の上原じゃないか?」
炎迅が目を凝らして見てみると…
「うおっ!本当だ!! でもアイツってA県に行くことになったんじゃなかったかな?」
「だよな~、なんでだ?」
わかりもしない質問を炎迅にする拓郎
「そんなことオレに聞かれてもな~」
あいまいな返答をする炎迅であった
そんなことを話しているあいだに式は進んでいった
式の最後に部活動紹介がおこなわれることになった
炎迅と拓郎は野球部の発表を待ったが…
なかなか野球部の紹介がこなくて、アナウンスから衝撃的な言葉が放たれた
「最後に野球部ですが…、去年2・3年生が全員辞めてしまいましたが、部はあるので興味がある人は見に行ってください」
「えっ!!」
さすがに炎迅達も驚いてしまった
(オイオイ……マジかよ~)
心の中でそう呟く炎迅であった
放課後になり野球部の部室へと向かう二人…
「先輩達が全員辞めたってのには驚いたな~」
拓郎が少し寂しそうに言う
「まったくだよな~、1年生だけで何人集まるかな?」
炎迅達は不安になりながら部室へと到着するのであった…
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