引き渡し

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つかつかと御羽のもとへ歩み寄り、ポンと肩に手を置いて、言った。 「アンタ、新撰組で働きなさい」 「………」 その場にいた全員が沈黙する。 そして、その沈黙を破ったのは御羽だった。 「ちょ…母上?いくらなんでもそれは無理があるんじゃ…」 土方も驚いたようで、菊に言う。 「ウチは女人禁制なんだが…」
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