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「少し早かったな…」
事務所の扉のカギはしまっており、中に入ることができなかった。
まあ、1時間半も早く来れば当然だろう。
「時間までどうするかな…」
この時間に開いてる店なんてほとんどないしな………とりあえず朝飯食べよ。
場所を探していると偶然にも事務所の裏には大きいとは言えないまでも、ちゃんとした公園があった。
俺はベンチに腰掛け、高ぶった気持ちを沈めるように、コンビニで買ったお茶を飲む。
「マネージャーか……大変なんだろうな…」
「それだけやり甲斐があるんですよ!」
思わぬ場所からの返事に飲んでいたお茶を吹き出しそうになる。
振り返るとベンチの後ろに帽子を深くかぶった少女がしゃがんでいた。
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