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「私は益田直美(マスダナオミ)、君はこの事務所のマネージャーなの?」
「今日からですけど……」
「なら同業者だね!よろしく!」
手を差し出してきたので握り返す。
早速仕事仲間ができてよかった。
キュ~
可愛らしい腹の音が聞こえた。
「あ、あははは!急いでて朝ご飯抜いてきちゃったんだった。」
「それはダメだろ!?ちょっと待ってな…」
カバンの中を探ると先程コンビニで買ったおにぎりが出てきた。
「こんなモノで良ければどうぞ!」
「え?でも……」
「また買うからいいですよ、それにこれからの迷惑料だと思ってください。」
「ふふ、これっぽっちで済ませるつもり?」
いたずらっ子のような笑みを浮かべている。
「まさか、前金だと思ってください。」
「冗談よ!ありがとね、助かったわ!」
そう言うと事務所の方へ消えてしまった。
もう事務所開いたのか?
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