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武道場では柔道部と剣道部が
活動をしていた
どちらのクラブも部員は
少なかった
武道場には３人とも知っている
人は見当たらずグランドに
行くことにした
かなり大きいグランドでは
野球部とテニス部、陸上部が
活動をしていた
野球部には中学から３人とも
仲のいい
京橋 優（きょうばし ゆう）
が大きな声を出して野球を
頑張っていた
広いグランドは野球部と
テニス部と陸上部だけでは
使いきれておらず
広くスペースが空いていた
少しの間活動を見て
「じゃぁそろそろ帰ろっか」
そう言ってすーさんが
立ち上がった
たかちんも立ち上がり
帰ろうとした
しかし龍也がなかなか
立ち上がらない
「龍也帰るぞ。」
たかちんが龍也の肩を叩いた
「もう一回サッカーしたいな。」いつも口数の少ない龍也が
今日はやけによく話す
そのことにおどろきながら
すーさんが龍也を見て
「確かに久しぶりにしたいな…。あの時は毎日が楽しかった。」
昔を思い出すようにいつでも
明るいすーさんが静かに言った
「もう一回やってみいひんか？」まさかの龍也の言葉に
２人は声が出なかった
少しの間が空いて
たかちんが話始めた
「でもこの学校にはサッカー部はないやで。」
そして今日２人が１番驚くことを龍也は言った
「つくればいい。」
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