やる気のないプロローグ

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俺は決めた。 今までずっと我慢し続けていたけど、今日はやってやる! ・・・・・何をかって?そりゃもちろん・・・・! 「生徒会のみんなに告白することだぁぁああああああ!」 「やめろ!」 「ぐはっ。」 生徒会副会長である椎名深夏が俺の懐にパンチをいれる。・・・・ 「嬉しい・・・・」 「ドMだなぁ!おい!」 ・・・お前誰だって? 俺は杉崎鍵。深夏とおなじく生徒会副会長をやっていて、この生徒会のハーレム王だ。 「違うからな?」 「深夏!」 「な、なんだよ鍵。」 「好きだ!結婚してくれ!」 「ピッ・・・・あ、もしもし?警察ですか?あたしの隣に変態が――。」 「すんませんでしたぁあ!自分ちょうしくれてましたぁぁあ!」 「ったく、反省してんのかぁ?」 「はい!告白の仕方がイマイチでした!」 「反省する場所まちがえてるからな!?」 「んー・・・・やっぱりもっとクールにいくべきなのか・・・・?いや、―――(ブツブツ)」 「全然聞いてねーな・・・・一度死をみせておいたほうが―――って、おい鍵!みんな来たみたいだぜ?」 お?どうやら来たみたいだ。俺のハーレ・・・・いや、大切な人達が。その人達に俺は今日も言う。 「みんな好きです!大好きです!全員付き合って下さい!絶対幸せにしますから!」 「「「「あ、もしもし?警察ですか?」」」」 「すんませんでしたぁあああああ!警察は勘弁してくだせぇぇええ!」
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