プロローグ5 ー焔貴ー

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「無謀にもほどがある。もし本当に刺されていたら…アイツがどうなっていたかわからんぞ」  壁に腕組みをしながらもたれかかり、男は長椅子に体を預けている女に言った。 「でも、貴方が助けてくれて無事よ。焔貴」  微笑を浮かべながら男を見つめた女の顔は、透き通るような肌がさらに青白く、額には脂汗がにじんでいた。  
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