プロローグ

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空がゴロゴロと鳴いている。だんだんとたちこめてきた黒い雲は空を覆ってしまった。 それを見て俺は足を速めた。 「やっべ!!」 大通りに出るわけには行かないから路地裏へと道を選んでは進んで行く。 もう直ぐ雨がくる。フードを深く被ると路地裏に足を進めた。 「…………最悪」 そして空いたスペースに腰を下ろして身を屈めた。
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