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「何も言わねーのかよ」
「別に.いつもの事だし」
「でも俺.歴史の授業サボるの初めてだぞ?」
「それもそうだけど.何か理由があるんだろ?」
「まぁな」
それからしばらく2人の間には沈黙がはしっていた。その沈黙を破ったのは文也だった。
「そろそろ教室に戻ろうぜ」
リョーマはなんだかだるそうに「あ~」と相槌をうった。
教室に戻るとなんだか騒がしかった。リョーマは廊下に集まってる野次馬を掻き分け.中へと入った。
リョーマは教室へ入ると.そこでは喧嘩が勃発している。何が何だかわからないリョーマと文也は教室にいるやつに聞いた。
「おい.何があったんだ?」
「あ~.なんか彼女の取り合いで喧嘩してるらしいぜ」
「そうか」
リョーマはくだらないと思っていた。思わずそれが顔に出てしまった。すると.喧嘩をしてた1人がリョーマ達の会話が聞こえたのか.リョーマを睨みつけて
「おいリョーマ!なんだその呆れ顔は!俺をバカにしてんのかよ。あ゛?」
リョーマはひと息ついて
「あ~.バカにしてるよ。そんなくだらない事で喧嘩している君達をね。」
「この野郎!」
男子生徒は右手に拳をつくり.リョーマを殴った。
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