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「これは中学からそのままらしいからわかるんだけど、毎週三回、放課後の『部活の一環』っていう建前の上で行われるの」
納得したように頷いた陰は、時間割を取り出して確認する。確かに定期的に『部活』という項目が入っていた。これが澪の言う『裏授業』のことなのだろう。
「あれ……それって今日?」
曜日を確認して呟くと、澪が「そうだね」と笑う。
「でも大丈夫。今日はきっとオリエンテーションみたいなものだと思うし」
「だといいな」
「仁王っ」
澪の楽観的な考えに未だに窓を向いたままの翔がそう言った。それに怒った澪が軽く背中を叩いたりして……。
そんなたわいのない事をしながら、時間は過ぎていった。
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