紅魔館のある休日

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空に輝く満月を見ながらレミリアは一言呟いた 「暇ね」 「お嬢様、そうやってだらけるのはお止め下さい、カリスマが無くなります」 「しょうがないじゃない、麻琴が居ないんだから」 麻琴が武者修行の旅に出てから紅魔館に前のような活気はなくなった 例えば、レミリアはよく、ため息をつくようになり、咲夜は時折、寂しげな表情を見せるようになった 「あ~あ、つまらない、今日はもう眠るわ」 「おやすみなさい」 レミリアは部屋の奥のベッドに飛び込んだ 「お嬢様が眠ってしまわれたから、後は見回りだけね」 そう言った直後、咲夜は部屋を出て行き、部屋を静寂が支配した
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