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人の過去を勝手に持ち出すな。
「あんた小説昔から好きだから、こうゆう都市伝説とかファンタジーに少しは興味あるのかと思ってた。」
確かに壬琴は小説は好きだ。暇さえあれば何かしら読んでいる。
「まぁ興味ないわけでもないけど。あからさまに胡散臭いのは俺も興味はない。」
「あっそ」
諦めたみたいに卵焼きを口に放りこむ。
ファンタジーは嫌いではない。
むしろ率先して読むくらいだ。
ただ、信じる信じないはまた別の話だ。
「ま、まぁ。一応聞いてやろうじゃないか、その都市伝説とやらを」
「何その上から目線」
相川はその態度にまたケチをつけながら、楽しそうに説明した。
ほんと器用な奴。
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