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「…とんじょ…??」
「て…てめえ…何とぼけてやがんだ?いい加減聞いた事に答えやがれっ」
キョトンと首を傾げた蒼に、もう一人の男が吹き出した。
「ぷっ…くくく…、土方さんも面白顔さんも全く噛み合ってないじゃないですか~。」
そう言うと、袴の砂をポンポン払い立ち上がった。
「取り敢えず、土方さんの部屋へ行きましょ!私も、貴女が何者で、何処から来たのか聞きたいです。ね?面白顔さんっ。」
クルリと背を向けた男に目を向けて、まだぽかんとしていた蒼の手を、もう一人の男がぐいっと引っ張った。
「ほらっさっさと来い!」
「わっちょちょっ…凛が落ちっ…待っ」
ズルズルと引っ張られる蒼とは正反対に、まだスヤスヤと眠る凛だった…
(ここ何処?この人達なに?!凛っっ)
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