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「芹沢と何があったか知らねえが、少し前は避けてただろ?
しかし、こないだの覚悟がどうだとか言った次の日からまた芹沢ん所に顔出してやがる。」
蒼は視線を川面へ移し、何も言わず膝を抱えて聞いている。
「…お前えは、現れた日に暗殺がどうの言っておきながら、人が斬られると聞いちゃ泣く。」
土方は黙ったまま小さくなっている蒼の手を引き、自分の方へ向かせた。
「大方、芹沢の悪評高い行いを止めさせ、暗殺とやらが起きないように…って所か?
…お梅とも仲良くなっちまったみてえだしな。」
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