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「…土方さん。」
土方が真っ直ぐに蒼を見ると、蒼は困ったような顔で見つめ返した。
「蒼。確かにあの時俺は“そんなもん企ててねえ”と言った。
だがこれ以上事が続くようなら……。」
言いかけて蒼の手を離しスッと立ち上がると、
「……なんとかしねえといけねえのはわかってんだ。だが今は芹沢が工面してくる金で食っていけてるって所もある…。」
眉間に皺を作り、川面をじっと睨みながら言った。
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