聞心

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「……?」 二人のやりとりがいまいちわからない蒼は小首を傾げた。 それとは別に、グイグイと蒼の手を引っ張り歩く凛がとても楽しそうだったので、蒼も次第に笑顔になっていった。 「……総司…。さっき見た事は忘れろ。」 先行く母子を見ながら後ろの二人は小声で話しだす。 「なんの事です~?」 総司は笑いを噛み殺しながら聞き返し、土方の怒りを誘った。
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