☆*:・°仮模野学園★:*:・°

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匂いに酔うって… 俺はマタタビか!!! 「ん~そういう捕らえ方もできますね。」 「!!!心の中読まれた!!!」 「読んだんじゃなくてお前、声に出てんだよ。」 ……………… 「てかどうなってんの?」 棗が不安そうな顔で見つめる。 「あぁ。悪い。………えっとだな………何からはなせば……」 「まずは名前からでよろしいのでは?」 「そうだな。俺は黒狼族第七王子、拘谷王太(クタニオウタ)だ。」 「私が王太様の専属執事、東雲雅人(シノノメマサト)です。」 雅人はにっこりと笑う。 雅人さんは翡翠色の長い髪を一つにまとめ、目は紫がかっていた。 王太は黒髪に紅い瞳、耳にはピアス……何個ついてんだあれ………? とまぁ、不良だ。 ゴチン 「いってぇ……!なにすんだよ!!」 「お前いまなんか印象悪いことおもっただろ…。」 おもってませんよ…なにも…はい……なにも。 「………花嫁って?」 俺はたんこぶをさすりながら聞いた。 「花嫁はな、王子が16になったとき迎える女の事だ。なのに…連れて来たのは男……。」 「なんで間違えるんだよ!!」
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