☆*:・°仮模野学園★:*:・°

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「はやとちりですかね?」 かねじゃねぇだろ!!! 「なぁ!俺を帰してくれよ!」 「だからいっただろう!帰れねぇんだよ。お前には女になってもらうしかねぇ。おい東雲。科学科に女になる薬を作ってもらえ。」 「わかりました。」 東雲は煙に包まれると空をとんでいった。 「さて…部屋にもど…………」 王太が振り向くと、棗はうつむいたままだった。 「おい………」 声をかけると棗は胸に飛び込んで行き、胸板をたたいた。 「なんだよ間違いって!俺を帰してくれよ!!冗談じゃねぇよ!!!ヒック。俺人生どうしてくれんだよ!帰してくれよ!!なぁ!!!帰して!!!うっ………わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!」 棗は膝から崩れ落ちる。 はぁ……………。 王太は溜め息をつく。 「帰ってどうする。家族はもうお前を忘れてんだ。これは薬でも無理なんだ。」 「そんなわけない!!!父さんたちが俺を忘れるもんか!!」 「じゃあ確かめてみるか?言っても無駄みたいだしな。」 といい、王太は煙に包まれると黒狼になった。 王太は首で乗れと合図し、棗を乗せると疾風のごとく早さで駆けていった。
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