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「昔の村人たちと同じだ。おれがどれだけ鬼さまを好きか知ってる癖に!表では知らんぷりして裏ではおれの事笑ってたんだ!」
「違うって!」
「嘘つき!嘘つき!」
「スグリ、なんか今日おかしいわよ。」
「…。」
確かに、今まで見てきたスグリ君とは全然違う。委員長ならわかるだろうか。なんかあれこれ言ってたし
「コルサ、おれと勝負して。コルサが勝てばお面は返す。だから…勝負してよ。」
「…わかったよ。」
負けられない一戦の開始だ
今の戦力でギリだった。どんどん強くなってるわこの子。
「うぅ…うわぁぁぁぁぁぁ!」
大声で叫んだと思えばともっこ像の祀ってある柱を思い切り殴った。
その後痛かったのか手をさすってたが。
壁殴るの痛いよね。
「スグ、大丈夫?あたしあんたにあやま…」
「…これ約束だから。鬼さまによろしくな」
ゼイユが心配するがスグリは何も言わずコルサにお面を手渡した後、その場をあとにした。
「ごめん。普段はあんな感じじゃないんだけど…男の子の思春期ってあんな感じなの?」
「さぁ。」
「…思春期というかあれは…ゼイユが良かれと思って内緒にしたのがかえってスグリの心を傷つけたのかもしれない。
でも何処で知ったんだ…もしかしてお前が言ってた人の気配がするって…」
「スグリ君だったのかも。それなら色々あうn「ガタガタッ!ガタガタッ!」
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