🌕コルサとヘルガーのお留守番

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ー1時間前ー 「コルサ、頼みがあるんだが。」 「何ですか?」 平和なお昼の昼下がり。コルサは真ん中のソファーに寝そべり、煎餅を食べながら、午後のワイドショーを観ていた。 ソファーの主である母親のサクラは昨日から3泊4日リゾートエリアの旅を満喫している為、ソファーを一人占めしている。 その姿は昼下がりの主婦を連想させる。 「実は急用でカンナギタウンに行くことになったんだが、ヘルガーの事頼まれてくれないか?」 「え?それ本気ですか?」 コルサがこう言うのも無理はない。コルサとヘルガーは物凄く仲が悪いのだ。 コルサ自身は仲良くしたいらしいが、ヘルガーはコルサの事が大嫌いらしい。 ヘルガーの脳内ではコルサ=ご主人の敵 らしい。 噛まれた回数は数知れず。 そんなヘルガーとお留守番とか怪我が増えるだけ。
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