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「ぽにおーん!」
「わかったみたい」
「なんでよ!あとディル!あんた笑い堪えてたでしょ!?」
「そ、そんな事ねーよ」
穏やかな空気が流れてる。ずっとこの空気でいたい。
村に入りそれぞれ情報集めに入った。その結果キチキギスは鬼が山、マシマシラは池の付近で昼寝、イイネイヌは荒地で散歩してるという事がわかった。
「完全にナメられてんな。」
「そうね。一度オーガポンの所へ戻りましょう」
4人が戻るとオーガポンは飛び跳ねて迎えてくれた。
「ただいま。」
「コルサ達のお陰でともっこの居場所わかったわね。3人ともよくやったわ。」
「ゼイユさんは聞かなかったんですか?」
「あたしはリーダーだから細かい作業は苦手なのよ。聞いても教えてくれないし。あたしが可愛すぎるせいかしら」
「「「…。」」」
「なんで黙るのよ!とにかく、コルサ達のスマホに位置情報登録しておくわ。」
何故か全員黙った。いや美形なのは事実だけど。ここまでポジティブだと何も言えん。
「それじゃ、行くわよ!」
「…おれ、行かね。」
スグリの声だ。全員が彼の方を見た。
「なんで、隊員でしょ?」
「コルサが居れば鬼さまも安心だろうしやることあっから…。」
「それなら俺も手伝うか?俺も村に用事あるし。」
「いや、気持ちは嬉しいけど…おれ一人でやりたいんだ。という事だから…ごめん!」
そのまま村の方へ行ってしまった。
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