〇ダメ主人公と碧の仮面ー後編ー

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「ぽにおーん!」 「わかったみたい」 「なんでよ!あとディル!あんた笑い堪えてたでしょ!?」 「そ、そんな事ねーよ」 穏やかな空気が流れてる。ずっとこの空気でいたい。 村に入りそれぞれ情報集めに入った。その結果キチキギスは鬼が山、マシマシラは池の付近で昼寝、イイネイヌは荒地で散歩してるという事がわかった。 「完全にナメられてんな。」 「そうね。一度オーガポンの所へ戻りましょう」 4人が戻るとオーガポンは飛び跳ねて迎えてくれた。 「ただいま。」 「コルサ達のお陰でともっこの居場所わかったわね。3人ともよくやったわ。」 「ゼイユさんは聞かなかったんですか?」 「あたしはリーダーだから細かい作業は苦手なのよ。聞いても教えてくれないし。あたしが可愛すぎるせいかしら」 「「「…。」」」 「なんで黙るのよ!とにかく、コルサ達のスマホに位置情報登録しておくわ。」 何故か全員黙った。いや美形なのは事実だけど。ここまでポジティブだと何も言えん。 「それじゃ、行くわよ!」 「…おれ、行かね。」 スグリの声だ。全員が彼の方を見た。 「なんで、隊員でしょ?」 「コルサが居れば鬼さまも安心だろうしやることあっから…。」 「それなら俺も手伝うか?俺も村に用事あるし。」 「いや、気持ちは嬉しいけど…おれ一人でやりたいんだ。という事だから…ごめん!」 そのまま村の方へ行ってしまった。
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