〇ダメ主人公と碧の仮面ー後編ー

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「負けるってわかってた…でも諦めきれなかった。」 そう言い2,3度地面を叩いた後立ち上がり「ごめんな。」と小さく呟いた 「スグリ…」 「スグ…」 「スグリ君…」 「ぽに?」 オーガポンだけは何が起きたかわかっていないようで辺りを不思議そうに見つめてる。 「コルサ、オーガポンはお前を選んだ。わかってるな?」 「…勿論。行くよオーガポン」 「ぽにおー!」 オーガポンと向き合った。力比べの開始だ。 初めに赤い面を付けた。体の色が変わったという事はタイプも変更したのだろう。ここは冷静に… 「がおぽにおー!」 「!?」 オーガポンの周りが光り出した。なんとテラスタルしたのだ。聞いてない! 「テラスタルした!?これがオーガポンの本当の力なのね」 「あの面にそんな力が…すげーな」 外野の2人が感心してるがこちらはそれどころではない。バトルするの私なんですけど。 4つの面のオーガポンを全て倒すと(めちゃギリでした)足元がふらつき出した 「ようやく力出し切ったみたい!今よ!コルサ!」 「よし!いっけぇ!」 オーガポンに向かってボールを投げるとすんなりと入った。 「コルサやるじゃない!」 「途中ヤバかったけどな。」 「…。」 ヤバかったのは事実なので何も言えない。 スグリの方を見ると小さな声で「おめ…でとう」と言ってくれた。
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