53人が本棚に入れています
本棚に追加
「有難う。絶対大事にするよ。」
「おれ…コルサみたいに…なりたか…った。うわああああああ!」
「スグリ!」
「スグリ君!」
最初の方何を言ったのか聞こえなかったのだがそのまま走り去ってしまった。
ゼイユの方を見ると何故かイラついてるようだった。
「…ムカつく。あんなの気にしなくていいわよ。」
「そんな言い方ないだろ。」
「勝った方がって自分で言ったのよ。なのにウジウジしちゃってさ…
あたし達も帰りましょ。」
「…。」
次の日
すっかり記憶の底に忘れていたレポートを引っ張り出し徹夜で書き込んでる最中ゼイユからともっこプラザに集合と言われ向かう事に。
「ゼイユさん、と委員長。」
「やっと来た!アンタたちには言っておこうと思って。スグの奴帰ってからずっと部屋に引きこもってるわ。」
「マジか、心配だな。」
「ですね…」
「そうね…あ、コルサが責任感じなくていいからね。もともとはあたしがオーガポンの事秘密にしようって言ったからだし…スグのやつ地味にプライド高いのよ!そういやオーガポンの調子どう?」
「レポート書いてる最中に遊ぶことを強要してきて全く進みません。」
「今更レポートかよ。」
「そ、そう。仲良さそうで何よりだわ。あのさちょっと言いにくいんだけどあたしそろそろ…「ロトロトロト…」
ゼイユが何かを言いかけたがスマホロトムの着信音に遮られた。
最初のコメントを投稿しよう!