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貴方との関係は早いもので4年を過ぎた。
彼氏じゃない貴方。
愛の言葉も何もない無機質なセックスは、いつもベットの軋む音と押し殺して漏れる私の吐息が響く。
声を押し殺して、出来るだけ枕で顔を隠してギュッと目を閉じる。
その目が嫌い。
そこに私は映らない…
誰を見てるの?
「…っ…もうイっていい?」
愛撫なんてほとんどない痛みを伴う繋がりでさえも、つなぎ止めたいの。
だからワガママを言わせて?
「…んっ…まだイヤ…」
うっすらと目を開くと切ない顔をした貴方。
この瞬間だけは私のものだから。
「…ごめん。無理そう。」
それと同時に激しく突き上げられて、ぎゅうっと苦しいくらいに抱き締めたまま貴方は果てる。
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