友達以上家族以下?

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『……考えたい』  やはり、すぐには答えられる問題ではないらしい。生殺しだとは思うが、ここは待つしかない。だから、だから俺は一つ提案をした。 『うん、すぐには、でないよね。ごめん。だったら、明日、もう一回、家に来た時に、俺の口から言うよ。でも、その時に、もしも、いいよと言いたいなら、言いたかったら、俺が前にほめた空色のワンピースを着て来てほしいんだ、いいか?』  ドキドキと、早鐘が打つように、胸を叩く。 『……分かった。じゃあ、また明日。ノシ』  ディスプレイにそれだけ、たったそれだけ表示され、接続は切れた。俺が、返事を返す余裕は一切なかった。だが、それでいい。無駄に声をかけることは、出来ないからだ。そんなことをして心が揺れては、意味がないのだ。 「……寝よう。さっさと寝よう」  俺もPCを落とすと、早急に風呂に入って、足早に床に着いた。だが、 「……き、緊張して、寝れねぇ……」  俺は、羊を、sheepを数えて眠ることにした。
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