最善

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遠い遠い過去の 色褪せた記憶 思い出せもしないのに 忘れることも出来なくて 断片的な記憶を拭い去るように 偽りの感情で上塗りしていく 馬鹿なことをと誰かが笑った 悲しいことだと誰かが泣いた どんな言葉も届かない 誰かの最善を受け入れれば 自分の最善を否定してしまう どちらも最善なんて有り得ない ならば私の最善を信じるだけだ 「最善が、最高とは限らない」 誰かが笑いながら泣いていた  
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