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「リリス、今日からお前にナメクジの倒し方を伝授する。よく見ておけ、こうやってナメクジをえいっするんだ。」
父さんは目の前のナメクジに長剣を振り下ろした。
切れ味のいい音と共にナメクジの体は真っ二つに切断された。
すごい、父さんは一撃でナメクジを倒した。
「次はリリス、あのナメクジをお前がえいっしてみろ!」
父さんはその辺をうろちょろしているナメクジを指差した。
私はコクりと頷き、叫び声を上げながら長剣を振り下ろした
「えいっやぁっ東!」
バシ!
長剣がナメクジに食い込むが切れない、ナメクジの体はまるでゴムのよう。弾力のある肉に押し返され、私の腕と長剣を真上に弾いた。
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