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そして今日もごく普通の休日だ。
「はぁーい!お昼のカルボナーラができたわよん☆」
「サンキュー!しっかしお前、そんな料理の作り方どこで覚えたんだ?」
「パパに教えてもらったの!」
毎日思うんだが、ホントすげえなコイツ。
「いただきまーす!」
「うま。うまいよこれ!」
「ありがとーぅ!」
「さて、今日こそは、ZXのスーパーレア使うぜーい!はっ!衝撃集中爆弾!ZXキィーック!」
ガン!
「痛っ!」
「良ちゃん大丈夫!?あーあ、棚が落っこちてコレクションが散らかっちゃったね」
「この、俺の、俺のバカーーーー!!」
そして俺達は今日もガンバライドをしに、街のデパートへ向かっていた。
「♪電撃・稲妻・熱風 電撃・稲妻・熱風 ドラゴン・ロードをとばせ」
「♪ドラゴン・ロードをとばせ」
…その時だった。
街中に、いきなり大きな破壊音が!
ガシャアアアアン!!
「うわっ!…オイ舞、あれ見てみろ…」
「どれ?」
「…あれだよ、あれ…」
「うわーー!!」
「…タイガーロイドっぽい怪人がいらっしゃるぜ…!」
そいつは平和な街に、突然現れた…
いきなり背中からロケットを飛ばしてビルをぶち壊しやがったんだ!
つーかなんで怪人がいるんだよ!
なんでビルがぶち壊れんだよ!
聞いてねえよ!
…逃げまどう人々。
…ここは危険だ!
「舞!逃げるぞ!」
「は、はい!」
だが、逃げようとする俺達を見てそいつは呟いた。
「ピンクのワンピース…ピンク色、みいつけた!」
そいつは背中のジェットで飛行し、こっちに…来る!
「オイ!なんだよアイツ!追って来やがるぞ!」
「え!?どほしよお…」
「フフフ…ピンク色の子…捕まえた!」
「いやああああ!!」
「舞ーーー!!」
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