プロローグ

3/5
前へ
/320ページ
次へ
かつて多喜澤と 地元サポーター達に愛されたチーム 今は見る影もない J1昇格を決めた、その年の契約交渉は酷いものだった 選手達は大幅アップを要求した それはそうだ J1に昇格したのだから しかし チームにその金はなかった 交渉決裂 他チームの引き抜き 将来有望な若手達は、行き先に困らなかった 1人ぬけ… 2人ぬけ…… チームに残留したのは ユース出身の 高橋と福島 この2人は、黙って安い年俸でも黙々とプレイした 足りない選手は、ユースからかき集め なんとか数だけは集めたものの 1年で降格 J2でさえ維持できなかった 3部まで降格し 再びJ2へ そんな時に 多喜澤が帰ってきたのだ
/320ページ

最初のコメントを投稿しよう!

177人が本棚に入れています
本棚に追加