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いつもの様に零君の家で
一緒にDVDを観ていた。
「 ……… 」
「 ……ぷっ 」
「 何で笑うのー? 」
「いや、可愛いなって」
「 え? 」
「 横から見たら ななのほっぺ、まんまるで赤ちゃんみたい…(笑) 」
「 何それぇ~!! 」
「 誉めてんだよ(笑) 」
「 本当そゆとこ
間中みたい!
やっぱ兄弟だね! 」
「 ……… 」
バコッッ
「 痛っ! 」
あたしの顔面目掛けて
DVDケースが飛んできた。
「 …何すんの? 」
「 ななが変な事
言うからだよ。 」
いつもの優しい零君とわ
かけ離れた冷たい声。
冷たい目に
あたしわゾッとした。
「 え…? 」
「俺がアイツに似てる?
二度とそんな事口にすんな。」
「え?何で…?」
「 口答えすんな。 」
ビクッ
「ご、ごめんなさい…」
これ以上何も言ってわ
いけない。
あたしわ直感でそう思った。
あの優しい零君が……
そうだよね、、
弟が捕まったんだもん。
零君だって辛いんだよね?
うかつに間中の名前出すのわ止めよう…
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