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零君わあたしの薬指から
指輪を奪う様に外した。
「 やめてっ… 」
「 自分でできないんなら
俺がしてあげる。 」
そう言って零君わ
窓の外に指輪を投げ捨てた。
「 やめてーー!!!! 」
お腹の痛みも忘れて
立ち上がったあたしわ
腕を掴まれて投げ飛ばされた。
「 座れ 」
「 ……… 」
早く指輪を探しに行きたい
衝動にかられたが、また殴られるのが
怖くて言う通りに座った。
「 手出して? 」
「 もうやだ… 」
「 もう殴らないよ?手出して 」
「 何すんの…? 」
「 殴らない。ただちょっと
お仕置きね? 」
そう言って零君わ笑って
煙草に火を付けた。
まさか…
「 嫌っ嫌だ… 」
「さっさと手出せっつってんだろ!」
恐る恐る手を出を出すあたしに
「 そっちじゃねーよ
俺の顔叩いた方の手だよ。」
ぐいっ
「 やだ! 」
ジュウーっ…
「 いやっ熱い!やめてー!! 」
零君わ笑いながらあたしの手に
煙草を押し付けた。
皮膚が焼けて小さな丸い穴から
肉が丸見えになった。
世間でわ根性焼きなんて言う行為を
あたしわ自身にしていた。
でも人にやられるのわ訳が違う。
あたしわ零君を睨みつけて
家を飛び出した。
間中がくれた指輪を探しに…
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