―別れ―

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あたしわ 走っていた 無我夢中で走っていた 「 っっ… 」 大粒の涙を流しながら… 愛する人が待って居る 公園を目指して。 カンザキ ナナコ 神崎 菜々子(16) 秋の肌寒い夜だった。 公園に着くと愛する人わ 泣き崩れていた… マナカ シュン 間中 瞬(16) 「 ゴメっうぅ゙っ俺… 」 「 間中っ!! 」 「 俺っ駄目だって分かってる けど、ふっ…じ、自分が… 自分じゃなくなるのが分かって…怖いよっ… 」 愛しい人わ泣きながら 震えてあたしそう言った。 そう、愛しい人わ薬物中毒。 数時間前まで幸せそうに 笑って話していた私達。 彼わ 「 ガソスタ行ってくる 」 それだけ言ってあたしの おでこにキスをして行った。 あたし待ってた。 30分経っても、 一時間経っても 戻ってこない愛しい人を。 あたしわ本当わ気付いていたの かもしれない。 彼わガソリンスタンドに 行かない事を… 「 打ち 」 に行ったのだと _
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