―別れ―

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「 うああああっ… 」 「 間中ぁ…ゴメンね… 」 「 うっな、んでお前が 謝るんだよっ… 」 「 だって、あたしのせいで… うぅ~…うああああ~っ 」 二人して泣いた。 泣く事しか出来なかった。 本当わ分かってた。 彼の為にすべき事。 ゛彼を警察に連れて行く事 ゛ あたしの力で止めさせられるんだって思ってた。 間中の為、間中の為なんて言って 本当わあたしが間中と 離れたくないだけだった。 会えなくなるなんて嫌だ… あたしわ自分の事しか 考えてなかった。 いつしか泣きじゃくるあたしを 間中が慰めてた。 「 もう泣くなよー 」 「 だって…うぅ…ヒック 」 「 泣いて絵になるのわ 美人だけだぞ? だからお前わ泣き止め!笑 」 「 あたしの泣き顔わ 絵にならないとでも 言いたい訳!?💢 」 「 あははは!笑 」 間中があたしを慰める時わ 口癖の様にこんな事を言ってくる。 幸せなあの頃 他愛もない事で笑って 泣いて、怒ってたあの頃を 思い出して切なくなった。 ゴメンね…? 一番泣きたいのわ間中なのに あたしが間中を 慰めなきゃいけないのに 間中があたしを慰めようとして 無理に笑ってる。 いつだって間中わ優しかった。 _
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