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私達わ出会ってから今までの
事をずっと語ってた。
まるで永遠の別れを
惜しむかの様に…
間中と初めて出会ったのわ
3年前の夏
中学一年生の時だった。
一目惚れして、色々あって
付き合って、別れて…
それでも一緒に居て
いつも甘えてわ
間中の気持ちを踏み躙って
それでも間中わ支えてくれた。
それからあたしわ
色んな人と恋愛をして
傷付いて…
16才になって自分の気持ちに
気付いた。
間中が何よりも大切で
今でも好きだって事。
自分の気持ちに素直になれて
やっと気持ちが通じ合った。
…でも遅かった。
間中わあたしのせいで
薬物に手を出して
あたしと一緒に居る時でさえ
我慢できなくなってる。
それ位薬物に依存してしまった。
あたしのせいで…
「 …… 」
沈黙を破るかの様に
間中が口を開いた。
「 俺さぁ、ななの事好きで
本当に良かった。 」
「 えっ…? 」
「 散々遠回りしちまったけど
ずっと待ってて良かった。
お前を好きになれて
まじ幸せ。 」
「 ウン… 」
間中が困ると思って
下唇を噛んで
必死に泣くのを堪えた。
「 出会ったと時わさぁ、
鈍臭いし、おっちょこちょいだし、気強いしこんな女
初めてだよとか思ってた。 」
「 …… 」
( なんで今そんな事言うの? )
「 でも本当わ一生懸命で
ちょっかい出したくなって
可愛くて… 」
( やめて…言わないで )
どうして間中が今こんな事を
言っているのか分かって
しまったからからもしれない。
あたしわ両手で耳を塞ぎたくなる衝動にかられた。
「 今思えば、お前が
俺の初恋だったんだよね 」
…っっ!
悲しげに優しく微笑みながら
そんな告白をするから…
目に溜まった涙が
こぼれ落ちない様に
空を見上げた。
光が差し込まない様な
暗黒で
朝わ来ないんじゃないかって
思ってしまう程だった…
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