始まり・・・

10/10
前へ
/26ページ
次へ
「よ~し! 数が多いから 良く狙えよ。 弾丸を無駄に するなよ!」 スコットの一言で 隊員達に 緊張がでた。流石に スワットの隊長だ。 ヤツらとの 距離は約20メートル・・・ ヤツらが 走り寄って来た。 「撃て~ぇ」 スコットの命令で 一斉に 銃口が火を吹いた『タタタタ』M4から 放たれた 弾丸は ヤツらに 吸い込まれて 行く。 俺も 負けじと グロックの 引き金を引く『ダンダン』 ヤツらは 弾丸を 受けると よろけは するが なかなか 倒れ無い。 「頭を狙って!」 ナンシーが 叫んだ 「ヘッドショツト!」スコットが叫んだ。流石にスワットだ みんな 一発で 頭を撃ち抜いている。 しかし 数が多い。 「ジョン! 数が多い! 一時撤退しよう!」 「そうだな!」 「ゴードン!」 ゴードンが駆け寄って来た。 「ゴードン 一時撤退する 車を回せ!」 「了解!」 「ナンシー!俺達も 撤退するぞ!」 「判ったわ!それで 何処に 撤退するの?」 「何処無いか?」 少し 考えて ナンシーが 「この街のはずれの 陸軍基地は?」 陸軍基地なら 武器もあるし 情報も 入るかもしれない。 「よし!基地に撤退しよう!」 「スコット! 俺達は 陸軍基地に一時撤退する お前達は どうする?」「俺達は 一度 本部に戻る。情報が 欲しいし・・・」 「そうかぁ! 判った! 無事でな!」 車を回して きたナンシーが 「ジョン! 早く乗って!」 ドアを開け 素早く車に乗り込んだ。 「ナンシー! 行くぞ!」 『キャキャキャー』 車は タイヤを空転させながら 急発進した。見るみる スコット達が 小さくなっていく・・・
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加