それから・・・

陸軍基地

車を走り始めてから、1時ぐらい経った。目の前には、金網が張られ、上部には、有刺鉄線が張られた、ゲートが有る。
そう ここが、俺達が目指した、陸軍基地。ダニー陸軍基地だ！しかし、全く人影が、見当たらない。
期待していた、兵士たちが、居ないのである。
「ジョン、どうする？」ナンシーが、不安げに、語りかけてきた。
「とりあえず、中に入ろう」俺は、車を降りてゲートに、近ずいた。ゲートは二重になっていて、最初のゲートを開けて、車を中に入れてから、奥のゲートが開く。そんな仕組みに為っていた。ゲート横にある、守衛がいつも、いたと思う建物に、近ずいた。
「ジョン！気をつけて!」ナンシーが、不安げに、車の中から窓越しに、語りかけてきた。
「判った!」俺は、建物のドアを、蹴破ると、グロックを構えながら、部屋の中に、慎重に入っていった。
部屋の中には、人影は無く。あるのは、丸いテーブルが一つと、椅子が２つ、縦長の、何処にでも、有るようなロッカーが４つ、後はドアが一つだけだ。
俺はドアの横に立ち、ゆっくりと、ドアノブを回した。〔ｶﾁｬ〕ドアを少しだけ開けて、中を覗いた。
へやの中は、パソコンが２台と、ゲートを映し出している、モニターが４台である。
俺は一台の、パソコンの前に座り、キーボードを叩いた。画面上に、〔ICナンバー？〕と出てきた。 俺は、隣の部屋に有る、ロッカーに向かった。