仲間

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基地のフェンスは、高さが3メートル以上有るし上には、有刺鉄線が張り巡らせてある。そう簡単には入れないだろぅ。 しかし奴らの動き方まるで、昔映画でみたゾンビそのものにしか思えない。顔色は青白く、目は、白く澱んでいる。口から血液の混ざったヨダレを垂らしながら、只さまよい歩く。 正に、ゾンビ! しかし、何故、奴らは現れたのか? そんな事を考えていると 「ジョン!あれ…」 ナンシーの指差すモニターを見ると、3体の奴らが、守衛室の中に入っていた。 奴らは、何する訳でも無く室内をさまよい歩いていたが、そのうちの1体が、イスに、つまずき1台のパソコンの上に倒れた。しかもそのパソコンは、ゲートの開閉するパソコンだった。 「ビーィ ビーィ正面ゲートオープン」 スピーカーから、俺たちには、最悪のアナウンスが流れる。 「ナンシー此処から何とか成らないか!!」 ナンシーが、目の前のパソコンのキーボードを叩く…… 「だ 駄目… 此処からの操作は、出来ない!」 モニターを見つめる二人 まず一つ目のゲートが開いた。奴らが2・30人入ってきた。次は2つ目のゲートが開けば、奴らは基地内に入って来る! 「ナンシー 行くぞ!奴らを迎え撃っ!」 「了解!」 俺たちは官制室を飛び出した。 「ナンシーは、三階から、ライフルで援護してくれ! 俺は、建物の入り口に カギを掛けて来る!」 「わかったは、ジョン死なないで!」 「大丈夫」 俺は、そう言うと、ナンシーと別れ、入り口に、向かって走った。
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