水遊び ―いつか―

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毎日が痛みの連続で、何時しかそれから逃れる術を見付け出した。 痛いのは僕じゃない僕じゃない僕じゃない。 ずっと考えていたら、痛みを忘れた。 代わりに、誰かが泣いている声がずっと聞こえている。 いたいいたい、と泣いていた。 痛い思いをさせてごめんなさい。 君が居るから、僕は痛くないよ。
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