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「おはよー」 「あっ、留衣おはよ」 優達と挨拶をして カバンを置くため一旦席に着く。 すると隣に座っていた安田君が私に声をかけた。 「留衣ちゃんおはよ。昨日は急に電話してごめんなぁ」 申し訳なさそうにそう言った。 「ううん。大丈夫だよ」 「ありがと~。てか留衣ちゃんちっこいな。僕よりちっちゃい子久しぶりに見たわぁ(笑)」 そう言って安田君は私の頭に触れようとした。 「…っ…」 「…留衣ちゃん‥?」 「あっ‥ごめん私行くね」 まただ‥。 やっぱりまだちゃんと忘れられてないのかな。 安田君の手を無意識のうちによけてしまっていた。 隆ちゃんなら安心出来るのに……。
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