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「…留衣、さっき安田と話してたじゃん!」 「え‥うん」 「私安田と同中だったんだけどすっごいモテるんだよ」 優がそう言った。 「そーなんだ」 「可愛いし、愛想もいいからね。私は興味ないけどさ」 確かに‥ モテる要素いくつも持ち合わせてるもんね。 「‥大倉君も一緒?」 「うん。安田と大倉と…あとは2組の錦戸と内。他にも先輩の渋谷、横山、村上がいつも集まって仲良くやってるよ」 「何か…いっぱいだね」 「でもすごいことに7人全員イケメンなんだよね~」 最近その7人を見たらしい亜美がそう言った。 「丸山も入ればいいのに。カッコいいじゃんね?留衣」 「ダメダメ。丸山君は留衣の彼氏だもんね~」 「えっ、違うよ?!」 「嘘だぁ。仲良すぎじゃない??」 「もー…違うってばぁ」 ドンッ― すると急に 近くですごい音がした。 驚いて見てみると 机を蹴ったのは安田君。 「…?」 「……あ~みんなごめんなぁ。ぼーっとしてたぁ」 はじめはすごく真剣な顔つきだったのに 急にいつもの安田君に戻った。 「ね?たまに変でしょあいつ」 「…うん」 それからすぐに授業が始まって それぞれの席についた。
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