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「ん~…っ」 ピピッという最近買い替えた目覚まし時計の音で目が覚めた。 今日から私も高校生になる。 一目見ただけでお気に入りになった新しい制服に着替えて コテで控えめに髪を巻いた。 「留衣~!隆平君もう来てるわよ!」 下からお母さんの声がして 「は~い」 と返事をして階段を掛け下りた。 「朝ご飯食べないの?」 「急ぐからいらないっ」 「ったく…。焦って転けないようにね」 「ん。隆がいるから大丈夫!行ってきます」 そう言って 私は家を出た。
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