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扉が開いて
足を進め
カーテンで囲まれた
ベッドの近くまで行った。
そしてカーテンを
開け白兎の姿を
見ると家族全員
言葉を失った。
それもそうだ。
今の白兎の姿は
2日前と同じ人とは
思えないほど
痩せ細っていた。
上半身だけ起こした
状態で白兎は
ただ窓の外を見ていた。
両親達が声を
かけても何の反応もない。
いつもなら
キラキラした瞳で
両親達を見て
笑顔を向けるのに
両親達の前にいるのは
光を失い濁った瞳に
なんの感情も表さない
無表情で窓を眺めている
白兎の姿だった
+"
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