―第2章―

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―白兎side― 車を降り、少し間隔を 開けて父様達の後を 着いていく。 歩きながら辺りを見ると 前には宮殿みたいな校舎 右には森、左にはホテル らしき建物がある。 多分学生寮だろう。 そして真ん中に大きな 噴水がある。 その噴水が神秘的で とても綺麗だった。 小さい頃読んだ絵本に 書いてあった噴水に 似ていた。 本当はいつまでも 此処に居たいが 先に理事長室に行かなければ。 又後に来ることにしよう。 なんだか此処に居ると 落ち着く。 昔に戻ったみたいに 笑えそう。 まぁ実際笑えないけど。 噴水を見つめながら 考えてると 「白兎?どうした?」 兄様が聞いてきた。 『いえ。なんでもありません。』 そう言うと兄様は 再び歩きだした。        +"
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